『花咲爺~はなさかじいさん』


脚本・演出: くすのき燕
音楽: 吟遊打人
美術: 吉澤亜由美
大道具製作: 笛師久兵衛

今のこどもと
昔こどもだった人のための舞台

いい爺さんとわるい爺さんを、仮面を使う事によりひとりの演者が演じます。人の内側にどちらも存在する「善と悪」がイメージされます。

犬のポチは、扇と座布団によって、演じられます。そして、その扇が木の葉から桜へと姿を変えていくことで、生命が形を変えて受け継がれていく事が表現されます。

音はすべて生演奏。吟遊打人とのコラボレーションによる和太鼓や笛などの和楽器で、すべての音が表現されます。それは録音されたリアルな音ではありません。

「子どもたちの心が目と耳と想像力をフル稼働して、イメージを紡いでいく。」
この舞台の前で、その姿をきっとご覧になることでしょう。

  • 【吟遊打人】
    和太鼓奏者・塩原良の企画プロデュースによる和太鼓&創作芸能ユニット。 塩原は2007年第6回東京国際和太鼓コンテスト大太鼓の部最優秀賞受賞。 2012年南信州地域づくり大賞(県知事賞)受賞

【枯れ木に花を咲かせましょう】

2011年の春、テレビやSNSで東北に咲く桜の花を僕は数多く目にしました。無惨な光景をバックに咲くその姿は、僕の中の何かを揺さぶりました。それ以来『花咲爺』という桜の花をとりまく『死と再生』の物語を演じてみたいと考えるようになりました。

東日本大震災の翌日に、長野県北部の小さな村・栄村も大きな地震に見舞われました。その栄村の応援プロジェクトとして芸能歌舞劇『イワト』という舞台を、長野県の仲間たちと一緒に舞台をつくり、栄村に届けました。僕は脚本・演出を担当。出演者の中に吟遊打人の方々もいました。

その出会いがなければ、この『はなさかじいさん』は生まれていません。様々な土地で様々な方々と、満開の花を咲かせたい。そう願っています。

脚色・演出 くすのき燕(人形芝居燕屋)

『花咲爺~はなさかじいさん』ダイジェスト動画(9分)

上演について

対象年齢幼児〜大人
小学生以上には最適です。ぜひ大人の方にも観ていただきたい作品です。
舞台間口7m、奥行き5mが必要です。
また、舞台中央部は高さ3.6mが必要です。
機材特に用意いただくものはありません。
上演に必要な舞台・照明・音響機材などは、すべて持参いたします。
ハイエース一台で運搬します。
電源コンセントからとります。使用電力は1.0KW(10A相当)程度です。
上演時間約60分です。準備に2時間、片づけに1時間程度かかります。
観客人数1回、200名までが適当です。
上演人数3名でおうかがいいたします。駐車スペースと控室をご用意ください。
その他開演時と終演時にそれぞれ5分程度の太鼓演奏があります。

舞台条件などは、子ども舞台芸術作品ガイドでもご覧いただけます。

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